Gardeing as a journey/je suis un chien

旅のような庭/入水案思案

Good Small Company

about旅のような庭

3rd短編小説集

旅のような庭

旅をするには帰る場所がなくてはいけない。帰る場所を作るためには旅をしなくてはいけない。旅と庭をテーマにした27編のショートショート小説集。旅の合間や寝る前にちょっとずつ読めるようにと、1本8ページの短さと軽い文体で読みやすくした一冊です。

  • 価格

    |

    ¥1,500
  • WEB価格

    |

    ¥1,800
  • 収録作品数

    |

    27本
  • サイズ

    |

    文庫本(A6)
  • ページ数

    |

    310p
  • 刊行日

    |

    2025/4/30
  • 表紙用紙

    |

    ビオトープGA-FS 170K
  • 本文用紙

    |

    ソリスト(N) 61K
  • カバー用紙

    |

    バウム
  • 著者

    |

    入水案思案
  • 装丁・デザイン

    |

    武内湧真
  • イラスト

    |

    みみみ+武内湧真
  • 書影撮影

    |

    武内湧真
  • 近影撮影

    |

    山本香織
  • スタイリング

    |

    小野田悠人
  • 印刷・製本

    |

    株式会社イニュニック
  • カバー印刷

    |

    株式会社レトロ印刷
  • 発行

    |

    design&press備忘録

designデザイン

執筆から装丁までこだわった一冊

前作同様、今作も小説の執筆、装丁を作者自身で手掛けました。用紙選び、印刷方法、作業方法、組版設計など、細部まで装丁をこだわりぬいた一冊です。

  • リソグラフ印刷で個体差のある発色

    01

    カバーの印刷にはリソグラフ印刷を活用。リソグラフ印刷は単色のインクを使用することで、鮮やかな発色を実現しています。さらにその特性上、1枚1枚微妙に違う、手刷りしたような味わいの刷り上がりになり、表情豊かな発色を楽しめます。

  • 手作業で一冊ずつ仕上げたカバー

    02

    カバーは厚紙にマットPP加工をしているため、やや硬めの紙になっています。仕上げ段階として、カッターで裏側に4つの折り筋をつけ、かどまるくんで角を丸くして、本体とドッキング。作者が1冊ずつ全て手作業で行っています。

review感想

いただいた感想を抜粋していくつかご紹介しております!

  • 全体を通じて

    読み進めていくうちに段々と胸の真ん中に集まってくる鉛のような重暗い感覚…あなたの作品特有のもので、前作で大いに掻き乱されたあの感覚が蘇ってくる。けれど今作は前作とはまた違って集まってきた鉛がフッと解放されるような新鮮な読後感がありました。
    ところがです。前作より物語ひとつひとつが短めで軽やかで読みやすいと感じたはずなのに、感想をしたためようと繰り返し読み込んでいくとまたしっかり私の胸の真ん中には重暗い鉛が居座ってしまっているのです。

  • 全体を通じて

    今回の本はたくさんの物語があり、それぞれ舞台がさまざまな場所だったので、まさに旅をしているような気分で読んでいました。旅行先で撮った写真や動画を見ているような気分になる作品も多かった。
    作中に登場する人物が感じていることや思っていることがとても人間的で、そんな人物たちの感情や、時間の流れを身近に感じられました。人間だけではなく、作中に出てくるさまざまな『もの』とそれに対する思いが描かれているものも多いと感じ、面白かったです。

  • 日暮しの労働者

    人が共感をしたり、感想を述べたりするものって自分の過去の出来事や考えたことがあることと重なるからというのが大半だと思うのだけど、それでいくと私の中でとてもリアリティを感じて一番強く印象に残った作品でした。
    あなたの作品の中では時折、目も当てられないほど壊れたグロテスクな姿を見せてくれますね。見たくないものを凝視することは自傷行為のようでもあるけれど、そこに向き合う覚悟のある人は稀有な存在です。

  • パラ・フレーズ

    言い換えて言い換えてひねくれていくようで核心に迫る、不思議なラブレター。あなたの作品の中に出てくる「あなた」や「君」は時々、あなた自身に語りかけているように感じる時があります。この作品も他者への思いを綴っているようで、自分自身に語りかけているかのようでもありました。
    人に優しさや愛を伝えたいと思って渡そうとした途端、自己愛の手垢がついちゃって本来渡したかった純粋なものではなくなってしまうなと思うことがあります。この物語の中ではもうすぐお別れが来るということで渡しておきたい「あなた」への思いを限りなく透明なまま渡そうと試みてるようでした。でもどうして誰よりも「あなた」を理解している「私」は離れなければならないのでしょうか……

  • 着きたての街(夜)

    喪失と拒絶と孤独。本来、中に入って暖まって安眠するための布団が寒い夜に外で干されて冷え切っている……言いようのない心の有様がよく現れていていたたまれない。。しかし困ったもので、極北の独白体が私は大好きなようです。

  • おやすみ同盟

    この物語の「君」と「僕」もまた、どちらも自分自身であるかのよう。自分の中のまだ知らない場所、遠い場所へ自分だけの言語で向かおうとする、そういう旅に出るのですね。そして心の旅を続ける者同士また再会できる場所が帰る場所。

  • 私は犬ですか?

    川で大きな石に引っかかっている枝を取って投げ、川の流れを変えてしまっていることに対して、「何も知らないまま世界の重要な一部を変えることができる」と言い表している部分から、日常生活で特に意識してやっていない行動の中に、いい意味でも悪い意味でも何かを変えることに繋がっているものがあるのかもしれないと思わされた。また、「上流で枝を放ち、下流まで下っていく過程で一つ、また一つと脱落していく」では自然の摂理みたいなものを表しているが、これは人生においても言えることだと思う。何か動き出しても道中には障害物が山のようにあり、上手くいくものはほんのわずか。それにはタイミングや外部要因さらには運すら影響を及ぼしている。

  • あるといいなは無い

    これは最も共感できた短編の一つ。身体に優しいことしているのに身体に悪いこともする。先輩には奢られるけど、後輩には奢りたがらない。サウナと煙草で摂取と排出。あらゆるものにおいて「バランス」が大切。しかも、最初から何もない状態を目指すのではなく、終わることのない「満ち引き」が大事であるということ。様々な物事においてこの考え方が私の中に存在していることは間違いないと確信した一篇。

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イラストレーターみみみと分業して描いた、20以上の挿絵を収録。
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  • 京都 スペースぱせか

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profileプロフィール

design&press備忘録

入水案 思案 a.k.a 武内 湧真

1人で小説の執筆、装丁や撮影をしているデザイン&出版レーベルです。2000年1月生まれ。2022年から本の制作を始めて、これまでに短編小説集を4冊、写真集を3冊、ZINEを1冊刊行している。
 je suis un chienは「私は犬です」の意味。

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前作「至暗面呼」特設サイトはこちら

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